世界各国のサイン
2006年12月更新
トルコ;
「OK」、「Good」
左手の五本の指先を一点に集め、そろえる。ちょうど五本の指で塩をつまむ感じ。これを顔の前に、指先を上に向けて突き出す。
日本や欧米だったら、親指と人差し指で輪を作り、残りの指三本を立てて「OK」、握りこぶしに、親指を上に立てて「good」、あたりが一般的ですが、トルコではあまり通じません。
「こんにちは」
握手のあと、右と左の頬(ほお)を交互に合わせる。
男同士でも、これをやります。懇意だと、キスだったりします。
チャイ(お茶)
握り拳で親指だけ立て、親指を口へ持って行く
「チャイ飲むか?」「チャイもらえないか」などと言うときに、このジェスチャーをします。
北欧;
ライダー同士の、追い越した時やすれ違った時のあいさつ
空いている手を、水平、もしくは斜め下に軽くのばす。手のひらは、進行方向へ向ける。
日本では、北海道のライダー同士のあいさつが有名ですね。北海道の場合は、手を上に上げる感じで挨拶するのが一般的ですが、北欧では横か斜め下です。
なお、南アでは、手を上に上げていました。
エジプト;
「ちょっと待って」
左手の五本の指先を一点に集め、そろえる。ちょうど五本の指で塩をつまむ感じ。これを顔の前に、指先を上に向けて突き出す。
トルコの「OK」、「good」と同じです。
ロシア、アフリカ(少なくとも西・中央アフリカ)?;
タクシーを止めるとき
手を車道の方へ水平、もしくは斜め下に突き出す。手のひらも水平にしてたかな。
垂直に手を上げるのは、日本だけかも。
西アフリカ?(少なくともガボン);
数字の「5」
「グー」を出す。
日本だったら「パー」を出して「5」を表現しますが、これは彼らの負けですね。
西アフリカ(ガーナからカメルーンにかけて);
人を呼び止めるときのかけ声
「th−!」(’think’のthの音)
「ヘイ」とか、「オイ」とかの方が明瞭だし、第一、「th−!」などと声(音?)をかけられても、不愉快で振り向く気にもなれないです。実際、応じたところでほとんど大した用事ではないので。「ちょっと寄ってけよ、何か買ってかないか」「友達になってくれ。俺、日本へ行きたいんだ」くらいしか話してこないです。ただし、警察も人を呼び止めるときに、これを使うので、いつも無視していると、面倒なことになったりもします。
少なくとも西アフリカ、ガーナから聞くようになりました。ガボンではあまり聞かなくなったですね。
ガボン;
アジア人を見ると、かける声
「にーはぉ」(ほとんど「にーほん」と聞こえる)
概して外国人は、中国人、韓国人、日本人の区別がつかないです。アジア系=中国人と最初に思っています。ここで意地を張って「俺は日本人だ」と思って無視してはいけません。中国人の振りして「にーはぉ」と返事をしておく方がいいそうです。日本人とわかると、金持ちと思われ、目をつけられて危険だからです。
途上国全般;
車のクラクションを鳴らす意味
タクシーの運ちゃんが通行人に「乗らないか?」と聞くため。(歩道を歩いていると、何度も鳴らされる。)
また、バックミラーやウィンカー、ライトなどが不完全な車だらけのため、追い越し、右左折をするときや、しそうな車がいるとき、自分の存在を知らせるためにも鳴らします。ほかに、信号が青になった瞬間にも、よく鳴らします。
騒音公害もはなはだしい。これまでで一番ひどかったのが、ナイジェリアのレゴス。バイク(カブ)も車用のクラクションに改造していて、「どけどけ、俺様のお通りだ」と言わんばかりに、(意味もなく)鳴らしまくって走っています。
(おしまい)